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国内最大の草レースと呼ばれるテイスト・オブ・ツクバについて紹介

アマチュアライダーが参加するレースのことを「草レース」と言います。国内でいろいろな草レースが開催されていますが、その中でも国内最大規模と呼ばれているのが今回紹介する「テイスト・オブ・ツクバ」です。観客は例年数千名が訪れ、全日本ロードレース選手権のような権威ある大会と比較しても決してそん色ない規模で繰り広げられています。

 

数百台が参戦するテイスト・オブ・ツクバ

テイスト・オブ・ツクバの醍醐味は、その規模にあります。傘下台数はトータルで例年220~230台程度がエントリーします。これだけのマシンがトップを競い合うので、草レースとはいえ、かなりの迫力です。しかもメインは1970~80年代のモデルが主流です。昔懐かしい鉄フレームの重厚なマシンで、厳しいバトルが繰り広げられます。

草レースだけあって、カスタムショップやアマチュアライダーが大半です。しかし、国内でも屈指のハイレベルなバトルもしばしば発生します。ハーキュリーズクラスがハイエンドクラスなのですが、こちらには世界で活躍するプロライダーも参戦しています。少し前の全日本ロードレース選手権と比較してもそん色ないラップタイムをたたき出すこともしばしばです。

 

バイクを見ているだけでも楽しめる

テイスト・オブ・ツクバはもちろん激しいバトルがだいご味の一つですが、パドックを見ているだけでも十分堪能できます。数百台規模なので、その数の多さに圧倒されるでしょう。数だけでなく、車種の多様性にもびっくりするはずです。ちょっとしたバイクの展示会のようで、それぞれのマシンに個性があふれています。バイクにはこれほどまでにバリエーションがあるのかと、バイクファンも改めて実感できるはずです。しかもそれぞれのマシンはレース仕様にしっかりチューニングも施されています。

バイクを見ているだけでも飽きませんが、そこに参加しているライダーやメカニックの様子も観察してみるといいでしょう。プロではなく、純粋にバイクが好きだからレースに参加している、大人の遊び方を目の当たりにできるので、ほほえましく感じられます。GPZ900RやZRX1200Sのような、今ではあまりお目にかかれなくなった旧世代のモデルも多数、サーキット場を疾走しています。

現在、土日の2日間にわたって開催する形をとっています。土曜日にはモンスタークラスをはじめとして、花形クラスが開催されます。主に1970~80年代初期の空冷モデルのマシンが参戦しています。日曜日は水冷モデルをメインとしたクラスが開催されており、2日間通しで観戦するのもいいでしょう。

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