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筑波ツーリストトロフィーとはどんな大会?

レース初心者に広く開放されている大会

筑波サーキットで開催されている筑波ツーリストトロフィーは、サーキットでのレースに参加してみたいと思っているライダーを対象に開催されている大会です。年間3戦が開催されており、1回限りではなく複数参加することでバイクレースの年間シーズンに参加しているような気分を味わうこともできます。

 

筑波ツーリストトロフィーの概要

この初心者を対象にしている大会という位置付けの特徴となっているのが「卒業制度」です。年間3戦が行われる間には成績に応じてランキング制度も導入されており、ランキング上位に入ったライダーはそのクラスを「卒業した」とみなされて参加できなくなるのです。また、あらかじめ設定されたタイムをクリアした場合でも卒業とみなされます。ですから一部のライダーがつねに上位を占めて他の人が入り込む余地がない、といったこともなく、あくまでそのクラスにふさわしいライダーが参加した状態で上位争いが繰り広げられる形となっています。

また、この卒業制度を導入することによってレースそのもののレベルが上がってしまって初心者にとって参加するハードルが高くなりすぎてしまうリスクも防いでいます。レースは本気で、でもあくまで楽しむことが最優先、というのがこの筑波ツーリストトロフィーの基本的なコンセプトとなるでしょう。

実際の大会でもギスギスした雰囲気はなく、あくまでアットホームで楽しい雰囲気となっており、はじめての参加でもすぐに馴染んで楽しい時間を過ごすことができます。

そんな筑波ツーリストトロフィーの開催クラスは非常に幅広く、14クラスにも及びます。例えば「NS1(Normal Single1)」では4ストローク単気筒251cc以上のバイクが参加可能となっており、バイクの排気量やタイプによって分類されています。自分のバイクに合わせてふさわしいクラスに参加することでスリリングなレースを楽しめるはずです。

開催は3月、8月、11月(2023年度)。年間を通して参戦することで春、夏、秋それぞれの季節がもたらすレース環境の違いなどを経験することも可能です。

なお、観戦料は1,000円程度と、気軽にレース観戦を楽しめるのも魅力となっています。家族や友人に見に来てもらうのもよし、レースのサポートをしてもらうのもよし、この点からも筑波ツーリストトロフィーのアットホームな雰囲気がうかがえるのではないでしょうか。

レースに興味があるけど周囲に同じ趣味を持っている人がいないので一人では参加しづらい、または腕に自信があるわけじゃないので不安、そんな方はこの筑波ツーリストトロフィーでレースを体験してみてはいかがでしょうか。

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