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OHLINS(オーリンズ)とはどんなメーカー?その魅力は?

スウェーデンを代表する自動車部品メーカーのひとつ

OHLINS(オーリンズ)は、1976年に創業したスウェーデンの自動車部品メーカーです。とくにサスペンションの分野で非常に高い評価を受けており、日本でも多くのファンがいるほか、日本にオーリンズジャパンABという子会社も展開しています。

高級サスペンションメーカーとしても名高く、多くのバイク好きにとっては「使ってみたいけどなかなか手を出せない」高嶺の花としての面も持ち合わせています。しかしその高級さは優れた技術力ならではのもの。それはこれまでモーターサイクルスポーツの分野で積み重ねてきた優れた実績が証明しています。

2輪ロードレースの最高峰であるMotoGPでは、スズキやホンダ、ヤマハなどのおなじみの国内メーカーのほか、ドゥカティなどでもオーリンズのショックアブソーバーを採用しており、同社の製品を使用したバイクがトップ争いを繰り広げています。MotoGPのほかにもSUPER GTやSUPER FORMULA、さらに4輪の世界でも世界ツーリングカーカップ(WTCR)、世界ラリー選手権(WRC)などの世界で製品を提供、優れた実績を重ねてきています。

こうした世界最高峰の分野で蓄積してきたノウハウを製品に取り入れることで、高級だからこその高品質な製品を世に送り出しているのです。

 

OHLINS(オーリンズ)の歴史

そんなOHLINS(オーリンズ)の歴史は45年ほどと自動車部品メーカーにしてはそれほど古くはありませんが、前述したようなモーターサイクルスポーツの分野での実績を豊富に積み重ねているほか、まだ比較的新しいメーカーだからこその良い意味での小規模な開発・生産体制を現在でも維持しているのが特徴です。本社はスウェーデンのストックホルム郊外にあるウプランズ・ヴェスビーという場所にありますが、従業員は200人ほどと言われ、世界的に知名度を誇るメーカーにしてはかなり小規模なものとなっています。

1976年に創業で、早くも78年には同社のショックアブソーバーを搭載したマシンがモトクロスとエンデューロの世界選手権で優勝しており、比較的早い段階から国際的な知名度を獲得することに成功しています。とくに先述したように、MotoGPでは2010年代から有力チームの多くがOHLINS(オーリンズ)製のショックアブソーバーを搭載するなど不動の評価を手に入れています。

日本の現地子会社もあるので価格は高めながら比較的製品を入手しやすく、バイク好きの間では憧れのメーカーとなっています。

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