鈴鹿サーキットというと、2輪4輪関係なく世界的なレースが開催されるサーキット場として国内外のレースファンに広く知られています。例えば4輪であれば、F1の日本グランプリが開催され、これまで数多くのドラマが繰り広げられてきました。2輪で代表的なレースというと、鈴鹿8時間耐久ロードレースでしょう。国内でも最大級のレースといわれ、ここに参戦したいと思っているライダーは少なくありません。
鈴鹿8時間耐久ロードレース-鈴鹿サーキットの概要
鈴鹿8時間耐久ロードレース-鈴鹿サーキットにて毎年夏に開催されている国内最大のオートバイレースになります。FIM世界耐久選手権の中の一つにも数えられています。ファンの間では鈴鹿8耐やただ単に8耐とも呼ばれています。例年11時半にスタートして、19時半を過ぎてトップがチェッカーを受ければレースは終了となります。
歴史は古く1978年に初めて開催されました。そしてその2年後には世界耐久選手権の中の一つに組み込まれました。特に1980年代は日本のバイク人口がこれまでのピークに達していたこともあって、大きなレースとして大変盛り上がりました。1990年の決勝レースでは、実に16万人もの観客を導入したほど人気でした。ちなみに当時の鈴鹿市の人口が14万人だったので、市の人口をはるかに超える人々が鈴鹿サーキットに集ったわけです。
前夜祭にも注目
鈴鹿8時間耐久ロードレース-鈴鹿サーキットはもはや単なるバイクのレースといった感じではありません。ある種夏のお祭りといったような趣があります。バイクに関してあまり興味を持っていない人でも、十分楽しめます。というのもレースシーズン時には前夜祭などいろいろなイベントが毎年開催されているからです。例えばレジェンドによるレジェンドバイクの試走です。かつてのトップライダーが、これまたかつてチャンピオンに輝いたようなクラシックバイクを操るさまは一見の価値ありです。
またバイク好きがコースでパレードするようなイベントが企画されたこともありました。さらに有名なタレントやアーティストがステージでパフォーマンスをすることもあります。そして見逃せないのが花火です。例年3,500発もの花火が打ち上げられるので、その光景は壮観です。このようにレースにあまり興味のない方でも十分楽しめます。家族や友人、恋人と一緒に鈴鹿8時間耐久ロードレース-鈴鹿サーキットを楽しみましょう。