ライダー・バイクレーサーのためのウェブマガジン[RACER'S HACK by DoubleBox]

Home » 記事 » レース初心者におすすめのレン耐ってどんなレース?

レース初心者におすすめのレン耐ってどんなレース?

レースに参加してみたいけれども、なんか敷居が高そうというイメージはありませんか?もしそのように思っているのであれば、レン耐をファーストステップにするのがいいでしょう。レースに必要なバイクやレーシングスーツ、ブーツなどが借りられます。自分の身一つで参加できるので、気軽にチャレンジできるでしょう。

レン耐とは?

レン耐とは正式名称を「レンタル耐久レース」と呼ばれる草レースの一種です。このレースを主催しているのは、青木琢磨さんです。青木さんは1996年にスーパーバイククラスの連覇を達成し、翌年には世界のGP500クラスに参戦し、表彰台を何度も獲得しています。彼はテスト走行しているときにコースアウトして、下半身不随になりました。しかし車いすになりながらも今度は四輪ドライバーとして、現役復帰を果たします。今ではアジア・ル・マン・レースなど海外のレースにも参戦しているほど、精力的です。

レン耐は冒頭に紹介したようにバイクやレーシングスーツ、ブーツなどを借りられるのが大きな特徴です。通常これらのアイテムをすべてそろえるとなると、それなりにまとまった初期費用が掛かってしまいます。しかし借りられるのであれば、気軽に参加できるでしょう。ミニバイク初心者を対象にしたレースなので、みんな同じようなレベルです。バイクもスペックもほぼ一緒なので、大差がつくこともありません。ライバルとの戦いというよりも、仲間をわいわい楽しくやるレースといった趣です。

西日本シリーズも開催

これまでこちらのレースは東日本を中心として開催されてきました。しかし2021年からはLet’sレン耐といって、九州を中心としたシリーズも開催されています。そしてこちらのレースの中には「ダブルペリア」というユニークなレースも開催されています。こちらは一種のハンデレースで、レースの半分になったところで後方を走行しているチームが有利になるというルールになっています。あえて前半はゆっくり走って後方に行ってレースを有利にすることもできますし、前半からガンガン走って後半はあえて後ろからごぼう抜きを目指すのもありです。

こちらのレースを見てみると、例年3割程度初心者が占めます。これまで全くレース経験のない人でも気軽に参加できます。レースに興味のある人は、今度チャレンジしてみませんか?レース前にはブリーフィングが行われ、スタッフからレースのルールなどについて説明してもらえます。こちらの話はしっかり聞きましょう。

CATEGORY :