バイクでレースに参加したくなったら、まずやらなければならないことがあります。それが、必要なライセンスを取得することです。
バイクレースに参加するのに必要なライセンス
バイクレースに出場するには、サーキットごとに必要なサーキットライセンスと、MFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)の交付するライダーライセンスを取得する必要があります。なかにはライセンスなし、あるいはどちらか一つのライセンスがあれば参加できるレースもありますが、本格的にレースを楽しみたいならば、MFJのライセンスとメインで走りたいサーキットのライセンスを早めに取得しておきましょう。
ライダーライセンスの取得方法は簡単です。MFJの講習会を受けて、必要な会費を払えば取得可能です。ただし、MFJのライセンスにはいろんな種類があり、年会費などの費用もかかります。そのため、むやみやたらに取得する必要はなく、自分にとって必要だと思うライセンスだけ取得しておけばよいでしょう。
MFJのライセンスは、ロードレース、モトクロス、トライアル、エンデューロなど、レースのジャンルごとに種類が分かれています。まずは出場したいレースのジャンルを絞り、参加基準と合わせて、自分が取得すべきライセンスを検討するとよいでしょう。
ロードレースのためのMFJライセンスの種類
ロードレースに出場できるMFJのライセンスには、以下の種類があります。
最高ランクは国際A級ライセンスです。これはいきなり取得できるものではなく、国際B級か国内ライセンスが必要なレースに参加して、MFJが認める実績を残すと、取得できます。
国際B級ライセンスは、国内ライセンスが必要なレースに参加して、MFJが認める実績を残すことで取得できるライセンスです。このライセンスがあると、国内A級ライセンスが必要なレースにも、原則すべて参加できるようになります。
国内ライセンスにも、A級とB級があります。A級は、国内B級かフレッシュマンライセンスが必要なレースで、一定の成績を残すと取得可能です。国際規格以外のすべてのレースの参加資格が取得できます。B級は、講習会の受講かオートテストの出場で取得可能です。
このほか、フレッシュマンとジュニアというライセンスもあります。フレッシュマンライセンスは、サーキットで一定時間の走行実績と講習の受講、年会費の支払いのみで取得可能です。ジュニアは16歳未満の子どものためのライセンスです。ジュニアライセンスを持っている人が16歳になると、フレッシュマンに自動的に移行します。
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