1. 桶川スポーツランドはどんなサーキット場?
桶川スポーツランドは、埼玉県桶川市にあるサーキット場で、桶スポというニックネームで呼ばれています。このサーキット場の大きな特徴は、スポーツ走行の際にライセンスが必要ないという点でしょう。多くのサーキット場では、一般のレーサーやライダーに対して施設を開放していますが、その際にはサーキット場が独自に開催する講習を受けてライセンスを取得しなければいけません。しかし桶川スポーツランドでは、このライセンスというシステムを採用しておらず、ライセンスフリーでの走行が可能です。
桶川スポーツランドでは、数多くのレースやイベントが開催されています。その中には、4輪のタイムトライアルを楽しめるジムカーナをはじめミニバイクを使ったレースやカートレース、また走行会なども頻繁に開催されています。このサーキット場で育ったレーサーは過去に数多くいる点でも高い知名度があります。また首都圏から足を運びやすいロケーションにあることもまた、サーキット場として高い人気を誇る理由となっています。
このサーキット場は、河川敷に位置しています。そのため、大雨や台風などの影響を受けやすく、走路が冠水することは珍しくありません。仮にそうした水害がレースやイベント時と重なった場合には、走路は閉鎖という対応になります。
2. 桶川スポーツランドはどんなサーキットコース?
桶川スポーツランドのサーキットコースは、全長が840メートルのミニコースです。規模が大きなイベントやレースは開催されませんが、関東ミニロード選手権などは開催されており、実際のレースが行われる設備は完備されています。
このコースは、ストレートラインは最大で155メートル、コース幅は6メートルから12メートルを確保しており、左回りで走行するという点が大きな特徴です。コース全体はとてもフラットで、高低差はわずか1.3メートルしかありません。この点もまた、桶川スポーツランドの大きな特徴と言えるでしょう。
桶川スポーツランドは、路面のミューが全般的に低めで、部分的に路面改修されてはいるものの、ギャップが多いという特徴があります。スポーツ走行なら大型バイクでも可能ですが、ミニバイク用の走行枠がメインとなっており、確保されている走行枠もミニバイクの方が多めです。
以前では、このサーキットコースでドリフト走行を楽しむことができました。しかし利用客のマナーがとても悪く、桶川スポーツランド側は苦渋の策として、ドリフト走行は2013年から中止という措置にしています。そのため現在でも、桶川スポーツランドでドリフト走行はできません。
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