ショートツーリングとは?
ショートツーリングとはその名前の通り「短い距離のツーリング」のことです。いたって簡単ですが、人によって「どこまでがショート」なのかの定義も違ってきます。一般的には日帰りで片道100キロメートル程度とされていますが、もう少し長い場合でもショートと扱われることもあります。
また遠くまで行くことが目的ではなく、いろいろな場所をめぐるのが目的の場合もあります。こうしたケースでは自宅からの直線距離はそれほど長くないものの、行動範囲が広くなるので合計の移動距離はけっこうな数字になるのです。いずれにしろ帰路の負担が少なく、比較的手軽に楽しめるのがショートツーリングの特徴といえるでしょう。
魅力は?
では短い距離を移動するこのタイプにはどのような魅力があるのか、まず余裕を持って行動できる点が挙げられます。時間的にも体力的にも余裕がありますから、予定の時間までに目的にたどり着くために必死になる必要もありませんし、気分に任せてちょっと寄り道を楽しむ、といったこともできます。
また予定や準備の手間がかからない点も魅力でしょう。急に思い立って週末に出かける、といったことも気軽にできます。とくにグループで出かける場合には予定の調整や準備の手間が少なければ少ないほど多くの人が参加しやすくなるものです。
また余裕がある分、いろいろな人の意見を取り入れながらコースを決めることができる点も見逃せません。移動距離が長くなればなるほどどうしても目的地が絞られてしまうため、全員の意見が反映されるとは限らない面が出てきます。
逆に一人(ソロ)でも手軽に楽しむことができますし、はじめてツーリングにチャレンジしてみる場合にも適しています。まずは短い距離で楽しみつつ経験を積んでからお泊りやグループでのツーリングに参加していけば不安や戸惑いもなく楽しみやすくなります。
ツーリングといえば地方や自然が豊かな場所をめぐるイメージがありますが、ショートなら都会をぶらりとめぐってまわるといった楽しみ方も選択肢に入ってくるでしょう。
注意したい点は?
とくに注意点はありませんが、油断して迷わないようにするのが第一です。寄り道をした結果いつのまにか本来のルートから大きく外れてしまい場所がわからなくなってしまった…といった状況に要注意です。また短い距離とはいえ夏場の熱中症対策や冬場の寒さ対策は必須です。こうした油断さえしなければ大丈夫でしょう。
まずはショートから、経験を積んで短い距離では物足りなくなってきたら少しずつステップアップしていく。ツーリングの登竜門ともいえるかもしれません。
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