日本を代表するコースのひとつ、筑波サーキットコース2000
筑波サーキットにはコース2000とコース1000の2コースがありますが、前者は同サーキットのメインコースに位置付けられており、レース用のサーキットとしての魅力はもちろん、観客も含めた利用者が快適に楽しめる施設が非常に充実した環境が整えられています。
その名前の由来にもなっている全長2,000メートルのコースには、ヘアピンカーブが2か所(第1&第2ヘアピン)、S字コーナー、スタート後に最初に迎える第1コーナー、そして最後のゴールへと向かう最終コーナー、そしてバックストレッチと、「サーキットとはこうあるべし」と言うべき理想的な条件がすべて整っています。非常にテクニカルなレイアウトをしており、日本を代表するサーキットとして高い評価を得ています。なお、各コーナーにはバンクが広めに設定されているなど安全面でも非常に優れています。
コース2000の施設
本格的なレースが行われることもあり、コース2000は施設も充実しています。ガソリンスタンドやウォーミングアップ場、車検場、ドライバーズサロンといった快適な運転を楽しむための施設はもちろん、観客がレースを楽しむための空間も充実しています。まずメインスタンドは478名が収容可能、スタート・フィニッシュラインを見届けることができるほか、迫力あるレースを楽しむことができます。さらにサブスタンドでも400名が収容可能です。
ほかにも第1ヘアピン、最終コーナー、ダンロップコーナー、芝生内にもスタンドが設置されており、さまざまなアングルからレースを観戦することができます。
コース2000で走行するための条件
そんな筑波サーキットのコース2000で走ってみたい!という場合には、2通りの方法があります。まず「ファミリー走行」。これはファミリー限定のライセンスを所持している方が可能なもので、走行タイムや排気量に合わせてビギナー向けの「Vクラス」、中級向けの「Lクラス」、上級向けの「Jクラス」の3クラスが用意されています。
もうひとつはスポーツ走行。こちらは筑波ライセンスを所持している人が走行可能なもので、こちらは「Cクラス」「A クラス」「Bクラス(一部認定者)」「Sクラス」「Rクラス(認定者のみ)」の5つのクラスが用意されています。こちらのクラスも走行タイムや排気量の条件が異なります。
本格的なレースでも使用される筑波サーキットのメインコースだけあって難易度もそれなりに高く、バイクを走らせる醍醐味と適度な緊張感の両方を味わうことができるコースとなっており、バイク好きにとっては一度は走ってみたいコースと言えそうです。
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