ライダー・バイクレーサーのためのウェブマガジン[RACER'S HACK by DoubleBox]

Home » 特集 » マン島TTレーサー・山中正之氏@プロレーサーシリーズ第1段

【特集】マン島TTレーサー・山中正之氏@プロレーサーシリーズ第1段

編集部がマン島TTレーサー・山中正之氏に単独インタビュー!

今回はマン島TTレーサーの山中正之さんを訪ねて東京は北区滝野川にある「MCR Garage」さんにお邪魔しました。
マン島TTとはイギリスにあるマン島で行われるモーターサイクルレースである。その歴史は古く、命を懸けた世界一危険なレースとも言われている。
そのマン島TTに毎年出場しているレーサー山中氏のご縁をいただき取材となった。
この素晴らしいご縁をいただいたのはタロウモータースの谷津太郎氏だ。

さて、我々には未知の領域マン島TTに毎年出場している山中氏から貴重な時間をいただき、これまた貴重なお話を伺うことができた。
国内レースにとどまらず、海外レースを視野に入れているレーサーにとっても貴重なヒントになるだろう。物静かに語る彼の内に秘めたる熱い情熱を感じ取れる取材となった。

 

 

db:今回はマン島TTレーサーの山中氏を突撃取材させていただきます!
山中さん、本日は貴重な時間をいただき有り難うございます!
宜しくお願いします!

山中氏:はい、よろしくお願いします!

db:先日はmcfajのレースが開催された筑波サーキットで、タロウモータースの谷津さんにご紹介いただき素敵なご縁を頂きました。もともと谷津さんとはどのようなご関係だったんでしょうか。

山中氏:もともとは塗装屋さんから紹介してもらって知り合いになり、一緒にモトクロスをしたり、レースに出場したりとかですね。

db:そのモトクロスをしている動画をタロウモータースのYou tubeで見ました!

山中氏:そうでしたか。

 

左:タロウモータース代表谷津太郎氏  右:マン島TTレーサー山中正之氏

 

db:山中さん、マン島TTは今までどれくらい出場されてるんですか?

山中氏:今年で5年出場して、TTレースは3年目、その前は同じコースを走るんですけど「マンクス・グランプリモーターサイクルレース」というレースで、TTレースに出場するための予備予選的なレースなんです。TTレースはハイレベルなのでいきなり出場することはできず、その前にこのマンクス・グランプリモーターサイクルレースに出場して好成績を収めればTTレースに招待してもらえる、というシステムなんです。TTレースは招待性なんです。

db:今年は2クラスに出場されていますよね。スーパースポーツクラスとライトウェイトクラスに出場されていますね。
スーパースポーツクラスはzx-6r ライトウェイトクラスはer6nで出場されていますね。

山中氏:そうですね。スーパースポーツクラスは世界選手権でもあるように、市販の600ccの車両を改造して出場するクラスで、ライトウェイトクラスはいわゆるスーパーツインと言うレースになるんですけど2気筒の650ccで改造範囲は比較的広いクラスです。

db:この2クラス、レベルが高いのはどっちですか?

山中氏:最高速で言うとスーパースポーツの方が速くて、ライトウェイトより20km位速いですね。馬力でも20~30馬力位スーパースポーツの方が上ですね。

db:なるほど
db:山中さんの記録を見ると、スーパースポーツの方が以前より6秒速くなって自己ベスト。一方ライトウェイトは23秒も速くなってますね、これ凄いですね!

山中氏:そうですね。今回ライトウェイトは初めて走ったクラスで、TTレース自体が雨が多くて、走行する機会も2回くらいしか無かったんですけど、その中でも、予選のタイムよりも20秒以上速く走れていたので、もう少し走れればもっとタイムは縮まっていたかもしれないんですけど、ただやはりTTレースは走れば走るほど速く走れる感じでもないし、危険なところもあるのでそういう所を考えながら乗るのと、ライトウェイトの方が私の体格的にも合っているのかなと思います。

db:なるほどですね。
db:来年も2クラスで出場されるんですよね。

山中氏:はいそうですね。

 

 

db:山中さんは5年間出場されているという事なんですけど、何がそこまでマン島に引き付けられるのか。マン島の魅力とは。

山中氏:そうですね、腕の差が出るというのか、国内レースでは8耐も24回ほど出場しているし全日本もずっと出ていたんですけど、やっぱりマシンの差も大きいし、チーム力の差もあって、純粋に腕の差だけではない、と言うところで考えるところがあって、腕の差が出るのはマン島TTだと感じていて出場を決意したわけです。

db:私、DVDでマン島TTのレースを見ているんですけど、走るコースにエスケープゾーンがないというか、もうとにかく普通の道をもの凄いスピードで走っていて、車載カメラの動画を見るともう自分の動体視力ではあの流れについて行けないですね(笑)


↑中山氏you tube動画

山中氏:初めて走ったころは全然普通の状態ではないというか。緊張して緊張して自分の乗り方が分からなくなるというか、ギアチェンジの仕方もおかしくなって、おそらく恐怖からくる緊張だと思うんですけど。やはり怖いですよね。
今でも一番最初に走る練習走行はすごく緊張して心臓バクバクするし。でも、そういう感覚って日本のどのレースでも無かったので。
あの緊張感はもの凄いです。

db:なるほど!!
db:マシンもちょっとした整備不良でもの凄いことになってしまうと思うんですが、今イギリスのチーム「I L R」で走っているのですよね。マン島TTを始めた5年前からこのチームですか?

山中氏:いえ、最初は向こうのチームをあまり信頼できなかったので、自分たちでチームを作って4年間やっていたんです。マシンも日本で造り向こうに運んでやっていたし、メカニックや通訳、ヘルパーも日本から来てもらってレースに臨んでいたんです。
だからイギリスのチームに入ったのは今年からです。日本のチームでやっていた頃、行き詰まりを感じていて、本当にこれで良いのかなと思っていた。昨年は2回も転倒して骨折したりして、方向性が違うのではないかと考え始めた。それにマン島に来てもらっていたメンバーが来年は一緒に行けないと言っていたのもありました。そしてマン島を知り尽くしたイギリスのチームのマシンに乗ってみたいと想い始めたんです。違いがあるのかどうか自分たちが正解なのか間違っているのかが知りたくて。勉強しようと思って長年マン島のレースに出場しているチームにお願いをして走ることにしたんです。いろんなチームに声がけをして、最終的にI L Rに面倒を見てもらう事になりました。

db:なるほどですね。ILRのマシンに乗ってみてどうでしたか?

山中氏:自分たちが思っていた事と真逆な部分が多かった。そしてマシン造りに関してもとても勉強になりましたね。
後はやはり、チームの雰囲気がライダーを緊張させずに実力を出させる雰囲気つくりをしてくれて、そういうチームつくりも含めて大変勉強になりました。

db:なるほどですね!!まさにプロフェッショナルなチームですね。
db:という事はこれからもしばらくはI L Rで走るという事ですね。

山中氏:そうですね。TTレースは招待性なのですが、今年の結果も良かったので来年のTTも出場させてもらえそうです。

db:おめでとうございます!
そうするとこれからできる限り毎年出場できるように進むという事ですか?

山中氏:そうですね。できる限り続けて、続けていかないと得られるものが何もないというか。だから続けていくことですね!

db:なるほど。続ける事の大切さですね。
db:山中さんのメインのレースはマン島TTレースで、そこに一番的を絞ってやられている感じですか?

山中氏:そうですね、はい。ほとんど1年をマン島TTレースのために動いているような感じです。ただ、マン島TTレースだけ出場するという訳にもいかないので、出場資格を得るために日本国内レースを6戦以上出場しないとライセンスが発行されないので、日本でもレースに出場していますね。

db:マン島TTレースに出場するライダーの招待される条件はレーサー全員一緒ですか?

山中氏:そうです、同じですね。昔は招待形式ではなかったようです。あと最近ではレベルが高くなって来てタイム差が広がってきたので安全のために出場台数を減らしたりしていますね。

db:マン島TTレースは何周するんですか?

山中氏:4周ですね。スパースポーツとライトウェイト共に4周でスーパースポーツに関しては1ヒートと2ヒートの2レース、4周のレースを2回やりますね。

db:周回遅れも出るんですか?

山中氏:そうですね、周回遅れを無くすために台数を減らしてますよね。危ないので。それにスタートも一斉スタートではなく一台ずつ一定間隔で速いライダからスタートさせてますね。

db:山中さんは国内レースに6戦以上出場されていますが、24回出場されている鈴鹿8時間耐久レースやmcfajのレースなど出場されていますが、それ以外だとどんなレースに出ているんですか?

山中氏:地方選、筑波選手権なども出場していますね。

db:なるほど

db:サーキットのレースと公道レースのマン島TTの大きな差は何ですか?

山中氏:そうですね。まず危険度で言えば勿論マン島TTが危険ですね。それと1周60キロあるマン島TTレースは路面が波打ったりグリップの悪い箇所が有ったりですね。
整備されてグリップ力に優れたサーキットに比べると滑りやすく条件の悪い路面状態ですね。公道レースの方が滑りやすく危険です。
それと、TTレースはレースと言ってもタイムトライアル的な感覚があります。というのもスタートは一台ずつ定間隔でスタートしていくので、競うと言うよりは自分自身と戦っているという感じです。何しろ自分の限界で走らなければならないという、まあそこが凄く難しいところでもあるんですけど、面白いところでもありますね。

db:という事はレース中、常に自分を煽りまくる感じですか?それとも自分を奮い立たせたり落ち着かせたりとかですか?どんなメンタルで走っているんでしょうか。

山中氏:そうですね、常に「こういう風に走って行こう」とか、「ああいう風に走ろう」とか、常に考えながら走っています。やはり冷静かつアグレッシブですね(笑)

 

 

db:ちょっと過去に戻りますが、山中さんがオートバイに乗ることになったきっかけをおしえてもらえますか?

山中氏:小学生や中学生の頃は自転車で遠くまで行くじゃないですか。
その延長のような感じで、バイクだったらもっと遠くに行けるんじゃないかと、あとはカッコ良かったというのも有って。

db:そこからバイクに魅せられて乗り始めたという感じですかね。

山中氏:はい、そうですね~。
レースの事などそのころは考えていなかったな。

db:なるほど
db:ではレースを始めたきっかけは?

山中氏:友達がサーキットに行ってライセンスを取るというので、一緒に行ってライセンスを取ったのが入り口でした。

db:それは何歳くらいの時ですか?

山中氏:そうですね、20歳くらいでしたね。
山中氏:そしてレースを始めたのは21,2歳の頃でした。

db:そこからレースを続けて来られたんですね。

山中氏:はい。そうですね。
それまではバイクで峠を走るのが好きでしたけど。

db:バリバリマシンとか(笑)

山中氏:そう(笑)そんなやつですね(笑)

db:当時みんなそうでしたね(笑)

 

筑波サーキットでの一コマ。山中氏のブースに多くのファンが訪れる

 

db:サーキットを走るようになりレースを始められた訳ですが、以前からお仕事もオートバイ関係だったんですか?

山中氏:はじめは車関係の仕事をしていました。時代的に当時はレースに出る人がとても多く、筑波サーキットは予約を取るのも大変でした。私は会社員で土日しか休むことができず、スポーツ走行の予約は月に30分を1回取れれば良い方でしたね。

db:えー!そんな混んでたんですね!

山中氏:なので、それだと速く走れるようにならないと思い、仕事を辞めてアルバイトをやることになったんです。

db:そうなんですね。すごいな。

db:レースを始めた頃はまだマン島TTに出るとかは無かったんですか?

山中氏:僕は峠を結構走ってたので、レースを始めたころにTTレースの映像を観て、「これは凄いレースだな!」って強烈に感じたのを覚えています。サーキットではなく、公道でこんな激しいレースがあるのかと衝撃を受けました。

db:世界一公道で速い人が選ばれるレースってことですね!

山中氏:(笑)ほんと、そうですよね。

db:世界一危険なレースと言われているにもかかわらず、毎年同じレーサーが大勢出てますが、TTレースは危険だけではない、人を引き付ける何か魅力のあるレースなのでしょうか。

山中氏:やはり公道はサーキットと違い、どのような状況下でも早く走るという、レーサーとしてのポテンシャルの一番を決めているレースなのかなと思っています。
サーキットの場合、サーキットをたくさん走った人が速くなると思っているので、サーキットをたくさん走る環境を作る事もレースの一環だと感じた。しかしマン島TTはそれと違って、年1回のレースだし、その練習をするのもレーサー全員同じ条件で1週間前からしかコースの練習ができない。同条件とは言え、限られた少ない条件の中で1等賞を決めているというのが凄い。そしてレーサーのポテンシャルが高くないと速く走れない。
1周60kmあるコースなので条件状況もいろいろ変化します。2周目も同じ状況かというとそうでなく、サーキットと違う、毎回変わるコースの状況に対応する必要があるんですね。そういう中でレーサーの1等賞を決めるのがTTレースなのかなって思いますね。

db:なるほどですね~!

db:TTのコースは昔の白黒動画を見ると遅いスピードで競い合ってたレースのように感じるんですが、今では300km出るバイクで走ってるじゃないですか。この先大丈夫なのかなって少し心配になっちゃうんですけど。

山中氏:そこが台数を抑えるたりしている事だと思いますね。
運悪く亡くなる方もいるので、そういの所を無くす意味でも台数を減らしたりしていると思うんですけど。
マシンも進歩し、タイヤも良くなり、タイムも上がってくるし。それこそ昔の鈴鹿8耐は長く乗るためにスプリントレースとは違い長く乗る為に、スプリントレースよりもペースを落とす走り方が耐久レースの走り方だったのが、今ではスプリントレースの様な走り方になっています。TTレースもスピードが上がり、サーキットで走るような速い走り方になっているんですね。より難しい状況なのかもしれないですね。

db:そうですね。様々な事情もあるでしょうし、変えようのない状況とゆうのもありますね。

 

 

db:山中さんはオフロードもやりますが、オフロードはあくまでロードレースのため、ということですか?

山中氏:そうですね、練習がてらと思ってモトクロスを始めたんですけど、始めてみると意外に面白くてモトクロスのレースにも出るようになって、mcfajのクラスだとスーパーエキスパートクラス(一番上位クラス)で走っていますね。

db:オフロードも走っていた方がサーキットを走るにしても何か役に立つことはありますか?

山中氏:いろんな発見がありますね。違うカテゴリーのバイクに乗るといろいろな発見がありますよね。あと、モトクロスは体力が必要なので、体力トレーニングにはうってつけですね。

db:モトクロスの練習は結構いかれるんですか?

山中氏:そうですね、練習はサーキットよりモトクロスの方が多いですよ。

db:モトクロスの練習はこの辺りだと桶川とかですか?

山中氏:そうですね、桶川やオフロードビレッジとかモトクロスビレッジとか。
あとは福島の方にあるモトスポーツランドしどきに行ったり。探すと結構ありますよ。

db:私20代の頃、エンデューロに出ていて、ガルルカップなどエンデューロレースに出場していました(笑)

山中さん:そうだったんですね!

db:それでは、海外レースに出たい方にアドバイスをお願いします!

山中氏:そうですね。私はマン島TTに出るときは本当の「ゼロ」スタートだったんです。誰も応援してくれなくて、誰かの力を借りて出るというのは難しいというか無理でした。自分でいろいろ探してどうすれば出れるのか自分自身で探し出してきました。本当に出たいという強い気持ちがあれば、きっと自分でそういう道を見つけられると思うので、本当に出たいと想って行動する事が大事かなと思います。なんとなく出たいなとか出てみたいな位ではその道は見えない。

db:絶対に出場する!って覚悟して行動することですね。

山中氏:そうですね!

db:わかりました!ありがとうございます!

db:最後にMCR Garageさんの宣伝をお願いします!

山中氏:はい。
北区滝野川7丁目にあるMCR Garageといいます。
基本的にはオートバイの販売や修理をお店になります。
それとサーキットを走りたい人など、マシンつくりやサーキット走行のレクチャー等々サポートもしています。わからないことや相談があればいろいろアドバイスもできると思うので是非気軽に声をかけてもらえればと思います。
オートバイ修理や販売の方も是非いらしてください。
それとマン島TTの協賛を募集しておりますので応援のほどよろしくお願いします!!

db:本日はありがとうございます!
今度個人的にも来させてください!

山中氏:ぜひぜひ来てください!
レースはやるんですか?

db:はい!3年位前までmcfajのレースにスズキのr-1000で出ていました。
現在は出れていませんが(笑)
いつか筑波のレースに旧車でチャレンジしてみたいですね。

山中氏:そうなんですね。

db:今度いろいろレクチャーしてください!

山中氏:はい、もちろんです。

db:すみません。本日は貴重なお時間をいただき有り難うございます。

山中氏:はい、こちらこそ有り難うございました!

 

 

【編集後記】

今回タロウモータース代表の谷津太郎氏から紹介をいただき、マン島TTレースに5年連続出場している山中正之氏との対談が実現した。
東京都北区滝野川7丁目にあるMCR Garageにお邪魔して約1時間対談をさせていただいた。
終始物静かにそして丁寧に私の愚問にも似た質問に笑顔で快く答えて頂き心から感謝しています。山中氏は何もコネもつてもない状況下で「必ず出場する!」の固い決意とへこたれない行動力でマン島TT連続出場を現実のものとしている。
まさに「山中正之流、夢の実現」である。
自らの夢の実現を信じてその姿をリアルにイメージし、行動に移し、そしてやり続ける。
これはどの世界でも成功する方程式だと思った。

40歳代50歳代で経済的にも時間的にも少し余裕が生まれて、かつてあきらめていたオートバイにカムバックする人も多いでしょう。
しかし本当はスーパーバイクに乗りたい・サーキットを走りたい・レースに出たい・モトクロスを始めたい・エンデューロレースに出たい等々、本音はもっと突っ込んだバイクライフを望んでいる方も多いと思う。本当はレーサーになりたい、とか。
しかし、頼るつてもなく、知り合いのバイク屋もなく、どこに相談して良いか分からずに思いとどまっている方も多いのでは。
山中氏や谷津氏がそんな迷える方々を、バイク造りからサーキットでレベル別練習、そしてレース参戦等々、トータルをワンストップでサポートしてもらえたら最高だと思う。

中山氏から頂いた言霊「信じる・行動する・続ける」

山中氏ブログ
https://mcrg-1000.wixsite.com/yamanakamasayuki/blog

MCR Garage
https://mcrg-1000.wixsite.com/yamanakamasayuki

マン島TTチャレンジ応援
https://mcrg-1000.wixsite.com/yamanakamasayuki/contact

You tube by MCR Garage
https://www.youtube.com/channel/UCD5DI4LdtNjw0Qmg75mtycw

タロウモータース
https://www.taro-motors.com/

You tube byタロウモータース
https://www.youtube.com/user/amajaracing

CATEGORY : ,