FIMアジアロードレース選手権シリーズは、アジア各地を転戦して年間チャンピオンの座が競われています。近年では日本ラウンドも開催されていて、日本人ライダーも多数参戦しています。ちなみに2023年のカレンダーを見てみると第3戦に日本ラウンドが開催され、スポーツランドSUGOにて戦いが繰り広げられました。
FIMアジアロードレース選手権シリーズの第3戦日本ラウンドの概要を紹介
FIMアジアロードレース選手権シリーズの第3戦日本ラウンドは、2023年6月24日と25日の2日間にわたって開催されました。スポーツランドSUGOでは、昨年8月にも日本ラウンドが開催されました。2022年の大会は実に3年ぶりの日本開催ということで、日本国内のレースファンの間で話題になりました。
2022年は8月に開催されたのですが、2023年は6月の開催になりました。しかし、第3戦であることは去年と変わりはありません。去年は酷暑の中での戦いでしたが、2023年は初夏の日本での開催になりました。
日本で開催されることもあって、ワイルドカード枠で全日本に参戦しているライダーも多数参戦すると見込まれています。アジアの強豪とSUGOを自分の庭のように普段から走り慣れている日本人ライダーとの間で、し烈な戦いが繰り広げられました。
数多くの日本人ライダーが参戦
FIMアジアロードレース選手権シリーズの第3戦日本ラウンドには、どのクラスでも数多くの日本人ライダーが参戦しています。たとえばトップクラスのABS1000ではフル参戦を果たしている埜口遥希選手のほかにも、通常は全日本ロードレース選手権に参戦している秋吉耕佑や荒川晃大、豊島怜、前田恵助、中冨伸一、國峰啄磨の各選手の参戦が決定しています。さらに代役として、伊藤勇樹選手のエントリーも決定しました。
とくに注目の存在なのが、埜口遥希選手です。2021年に全日本のST600チャンピオンに輝き、アジアを舞台にステップアップを果たしました。しかも日本ラウンドの前の第2戦終了時点で、ポイントリーダーに当時立っていました。チャンピオン候補の最有力として、すでにメディアの間でも注目の存在になっています。
そのほか、SS600やAP250、TVSの各クラスにも日本人ライダーが多数参戦しています。また、グランプリ開催中は「2023アジアンフェスティバル in SUGO」も併催されています。タイ料理やインドネシア料理の出店が出るので、現地料理を堪能しながらレース観戦できるのも醍醐味の一つです。
2023年のレースは天候が悪く、ウェットコンディションの中での戦いになりました。難しい譲許の中の戦いになりましたが、ASB1000レース1では前田恵助がスリックタイヤをチョイスして、終盤猛追し3位表彰台を獲得しました。
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