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最高の市販車を提供し続けるKawasaki(川崎重工業株式会社)

バイクのレースシーンでKawasaki(川崎重工業株式会社)という名前は轟いています。カワサキでは「RIDEOLOGY」を開発理念として掲げています。最高品質の市販車を提供するために、各レースに挑戦し続けています。

市販車ベースのレースにこだわるKawasaki(川崎重工業株式会社)

カワサキというと、スーパーバイク世界選手権やAMAスーパークロス&モトクロス選手権などで高い実績があるメーカーです。これらのクラスに共通しているのは、市販車ベースのレースである点です。このクラスで勝利をおさめ続けることによって、ライダーに優しく操縦性に優れたバイクを市場に提供できるわけです。レースで培ったノウハウは、市販車にフィードバックされていきます。

グリーン・モンスターの異名

Kawasaki(川崎重工業株式会社)のバイクというと「グリーン・モンスター」として世界中から畏怖の対象になっています。というのもカワサキのバイクのボディには、ライムグリーンがあしらわれているからです。ライムグリーンが初採用されたのは1960年代後半のことで、すでに半世紀を超える歴史があり、レースやバイクファンの間で親しまれています。

ライムグリーンは欧米では不吉な色の象徴とされています。しかしカワサキではあえてこの色をバイクに取り入れることで、常識を覆すことで不可能を可能にしていくという不退転の決意の象徴にしました。カワサキにとって、このグリーンは挑戦者であり続けることの証です。

究極のモーターサイクル・Ninja

Kawasaki(川崎重工業株式会社)ではいろいろなバイクのブランドを展開しています。しかしその中でも無視できない存在感を放っているのが、Ninjaです。Ninjaは世界的にも広く知られているワードで、海外では超人を意味する言葉として浸透しています。そのNinjaというニックネームがつけられたGPz900Rは、1984年に初めて販売されました。高いパフォーマンスで、世界中にセンセーショナルな衝撃を与えました。

Ninjaシリーズはその後いろいろな車種を市場に投入しています。例えばZX-10R/ZX-10RRはスーパーバイク選手権で5連覇を達成するという無敵の強さを発揮しています。さらにH2/H2Rはガスタービンや航空機のエンジン技術を応用したエンジンを搭載していて、もはやモーターサイクルの域を超えているといっても過言ではありません。

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