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国内最高峰のレース・全日本ロードレース選手権

オートバイのレースは日本各地でいろいろと開催されています。その中でも国内最高峰の呼び声高いレースとして、全日本ロードレース選手権があります。MFJ SUPERBIKEとも呼ばれることもありますが、例えば2022年には全8戦でタイトル争いが繰り広げられます。

60年超の歴史を誇る全日本ロードレース選手権

全日本ロードレース選手権は日本のロードレースの中でも最も歴史のある、権威ある選手権といえます。MFJといわれる財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会が1961年に設立されました。そしてその翌年には、全日本ロードレースが初めて開催されました。ですから2022年に60周年を迎えたことになります。初めて開催されたのは当時完成したばかりの鈴鹿サーキットでした。そして5年後の1967年には現在のようなシリーズ戦になりました。

最高峰はJSB1000

全日本ロードレース選手権はST1000やST600、J-GP3といった感じでいろいろなクラスでチャンピオンシップが争われています。その中でも最高峰の戦いと言われているのは、JSB1000クラスです。このクラスになると、国内外の有名メーカーがフラッグシップモデルともいえる最新のスポーツバイクを投入してしのぎを削っています。日本国内だけでもホンダやヤマハ、スズキ、カワサキなどが参戦しています。これだけでもかなり豪華なラインナップですが、さらにイタリアのドゥカティやアプリリア、ドイツのBMWなども参戦してきていて、激しい戦いが繰り広げられています。

スーパースポーツ市販バイクをベースにしているのですが、ハイパフォーマンスにチューンナップされています。200馬力を超えるパワフルなマシンで、より速く走れるように切磋琢磨しています。参戦車両は、鈴鹿8時間耐久ロードレースに直結しているクラスでもあります。鈴鹿の8耐というと、日本最大のロードレースとも言われます。国内でトップクラスの腕を持っているライダーたちがこのようなモンスターバイクを操って、大迫力のバトルを繰り広げます。世界でも十分通用するテクニックを持ったライダーばかりなので、バイク好きであれば必見の戦いです。

他のクラスも面白い

JSB1000以外にも全日本ロードレース選手権にはいくつかクラスを用意しています。ST1000クラスもJSB1000と同じスーパースポーツバイクを使うのですが、改造できる範囲が狭いのでスタンダードに近いです。ST600クラスも改造範囲が狭く、ライダーの腕がものを言います。J-GP3クラスは250cc単気筒の4ストロークで競われるクラスで、Moto3クラス直系のカテゴリーになるわけです。このようにいずれも特徴的なクラスが用意されているので、こちらも要チェックです。

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