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国内最大の草レース・Taste of Tsukuba-筑波サーキット

Taste of Tsukuba-筑波サーキットのホームページより

日本でも数多くのロードレースが開催されています。その中には協会が主催していない非公認のレースも少なからず存在しています。このようなアマチュアでも参加できるレースのことを俗に「草レース」といいます。草レースの中でも有名なのが、今回紹介するTaste of Tsukuba-筑波サーキットです。

Taste of Tsukuba-筑波サーキットとは?

Taste of Tsukuba-筑波サーキットは筑波サーキットで開催されるレースのことです。草レースの中では国内でも最大規模といわれています。例年若干の上下動はありますが、220~230台のバイクがエントリーしています。アマチュアのレースですがファンは意外と多く、数千名単位で観客も集まってきます。全日本ロードレース選手権のようなプロによるメジャーなレースと比較しても決してそん色ないレースになっています。

出場する車両を見てみると、1980年代のモデルが中心です。年式や排気量などで区別することで、特定の選手が有利にならないようにレギュレーションが決められています。車両のエントリー数だけでなく、車種も幅広いです。一度にいろいろな車両を目にできるので、根強いファンがついているのでしょう。

国内でもトップレベルの戦いが繰り広げられる

Taste of Tsukuba-筑波サーキットは草レースの一種といわれると、「レース自体は大したことないのでは?」と思うかもしれません。しかしもはや草レースのレベルに収まりきらないのが、Taste of Tsukuba-筑波サーキットの魅力です。カスタムショップからアマチュアライダーまで退去参加していますし、プロも参戦することもあるほどです。ハーキュリークラスがハイエンドクラスとされているのですが、国際的に知名度の高いプロレーサーが参加することもあります。数年前の全日本ロードレース選手権に近いタイムをたたき出す参加者もいます。しかもどんなバイクでタイムを出しているかというと、GPZ900RやZRX1200Sといった昔のモデルです。いかにハイレベルの戦いになっているか予想できるでしょう。

2022年に完全復活

こんな有名なTaste of Tsukuba-筑波サーキットですが、2019年と2020年の春のレースは新型コロナの感染拡大で中止になりました。2020年の春に無観客で開催され、2021年春は前売り券を購入したお客さん限定、2021年秋は2,000人を上限に開催されました。そして2022年には観客を通常通りに入れて、ついに完全復活しました。

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