ライダー・バイクレーサーのためのウェブマガジン[RACER'S HACK by DoubleBox]

Home » 記事 » 全長1,027メートルの短いコースが特徴の「日光サーキット」

全長1,027メートルの短いコースが特徴の「日光サーキット」

有限会社日光サーキットホームページより

1. 日光サーキットはどんなサーキット場?

日光サーキットは、栃木県宇都宮市にあるサーキット場です。コース全長は1,027メートルと短く、他のサーキット場と比較して小規模という点が大きな特徴です。周回するのにかかるタイムは40秒から50秒程度で、45秒より速いタイムで周回できれば、レーサーとしてはかなり有望という目安になるのだとか。そして、40秒よりも速いタイムなら、超スピードのレーサーに分類されるほどです。自身のレーサーとしての特徴を確認する目的で日光サーキットへ足を運ぶ人も実際に少なくありません。

このサーキットコースは、主に中低速コーナーがメインのコーナー設計となっています。そのため初心者でもサーキット走行しやすいという特徴があり、中上級者にとっては少し物足りなさを感じるかもしれません。その点においては、レースを始めたばかりで経験が少ないレーサーが練習を積むために適したサーキット場ともいえるでしょう。

ただし、2018年に行われた改修工事によって、18Rだった10コーナーが32Rと緩やかになりました。タイトなコーナリングを楽しみたいレーサーにとっては少し残念なコース改変かもしれませんが、初心者にとってはより安心して走行しやすいレース設計となっています。

日光サーキットは、他のサーキット場よりも縁石は高めです。これは安全対策の一つとして装備されているもので、縁石を意識した走行をしたいレーサーにとっては、大きな安心感を与えてくれます。

またコース全長が短いため、パドックからコース全域全周を見渡すことができます。この点においても、レーサーとしての癖を把握したり分析したい時に役立つのではないでしょうか。

2. D1ライツが開催

日光サーキットは、D1ライツが開催されたサーキット場としても知られています。D1ライツは、もともとバトルマガジンが主催していたドリフトレースでしたが、雑誌の休刊に伴ってレース開催も休止状態となっていたのです。しかしこれが14年ぶりに開催されることとなり、開催場所として選ばれたサーキット場が日光サーキットでした。

このレースは過去に多くのドリフトレーサーを生み出したイベントだったこともあり、久しぶりの開催には過去に活躍したドリフトドライバーなどもエントリーしてレースに参加しました。

現在でも、ドリフトイベントを中心に日光サーキットでは数々のレースやイベントが開催されています。比較的チケットを購入しやすいサーキット場という点もまた、多くの人が来場する理由の一つと言えるかもしれません。

CATEGORY :