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似ているようで違うモトクロスとトライアルバイク

バイク好きの方でも実際に観たことがない方だと、モトクロスとトライアルバイクの違いがよくわからないという方が多いのではないでしょうか?実は、この二つは全然違う競技です。そこで、モトクロスと違うトライアルバイクの魅力をお伝えしましょう。

トライアルバイクはスピードではなく正確なテクニックが要求される

モトクロスはスピードを競う競技です。全員が一斉にスタートして、先頭でゴールした人が優勝します。舗装されていないコースを走る競技ですが、モトクロスで大切なのはセクションをクリアするテクニックと同時に、ゴールまで走り切るスピードです。そのため、選手たちはふだんの練習からもスピードを意識して取り組んでいます。
一方のトライアルバイクは、スピードではなくミスをせずに完走することを競う競技です。コースは岩場、斜面、林の中など自然の中に設定されており、コース内にいくつかのセクションを設けて、そこをミスなくクリアすることを目指します。実際に観たことがないとイメージしにくいですが、トライアルバイクのコースはふつうに歩くのも難しいほど険しいのが特徴です。そんな障害だらけのコースを、トライアルバイクを操るライダーたちは高度なテクニックを駆使してクリアしていきます。

トライアルバイクは減点方式

トライアルバイクの競技は減点方式で採点されます。地面に足をついたり、エンジンを止めたり、コースアウトしたりすると減点され、いかに減点を少なくセクションをクリアするかということを目標とします。一方、制限時間も設定されています。セクションごとに60~80秒というわずかな時間が設定されており、その時間内でクリアしなければなりません。スピードを競う競技ではありませんが、制限時間をオーバーしても減点されるため、正確に素早くバイクを操る能力が要求されるのです。

トライアルバイクは戦略が大切

トライアルバイクの競技では、レースの前に実際のセクションを歩いて戦略を立てるのがポイントです。また、ライダーだけでなく、ライダーをサポートする「マインダー」という人もいて、2人で走行ラインを相談したり、ミスなくセクションをクリアする方法を探します。

トライアルバイクは距離感が近い

専用のヘルメットにゴーグルを装着するモトクロスと違い、トライアルバイクはかなり軽装です。オープンフェイスのヘルメットでゴーグルも装着しません。レースもモトクロスよりも間近で観戦できるため、ライダーとマインダーとのやり取りがはっきり聞こえます。オフロードレースの中でも距離感の近さはナンバーワンですので、実際に観戦するといかに魅力的な競技なのかがよくわかるでしょう。

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