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バイクファッション:ヘルメット

ヘルメットはバイクファッションとして最も重要なものと言えるでしょう。デザインだけでなく、安全性も考慮して選びたいところです。ここではバイク用ヘルメットの種類と選び方を説明します。

バイクファッションとしてだけではないヘルメットの重要性

警視庁がまとめた平成25年~30年の間の二輪車死亡事故における損傷部位の統計では、その48.1%、およそ半数知覚が頭部損傷による死亡事故となっています。さらに、バイク事故による死亡件数の40.9%が、事故時にヘルメットの脱落を起こしているという統計もあります。このことから、バイクに乗る際にはヘルメットの装着が絶対必要であるだけでなく、頭の形にあったヘルメットを選ぶことが重要であることがわかります。緩いヘルメットでは、脱落しないまでも事故時に上下左右にずれてしまい、安全性が確保できなくなります。ヘルメットを購入する際は、自身の頭の寸法を測って、メーカーの寸法表記と合わせることが大切です。頭の寸法や形状に合わせてヘルメットを作れるオーダーメイドサービスもあります。

ヘルメット

ヘルメットの種類

バイク用ヘルメットには大きく分けて6つの種類があります。バイクファッションとしてのデザイン性だけではなく、用途によって使い分けることが重要になってきます。フルフェイスは顔全体を覆う最も安全性・防風性の高いヘルメットで、サーキット走行にも使われます。シールドジェットは視界の良い開放的な大型シールドが特徴のヘルメットですが。事故時にくちびる等顔面を負傷する危険性があります。フルフェイスとオープンフェイスの利点を併せ持つのがシステムヘルメットですが、サイズが大きくなりがちで重量も増すというデメリットもあります。シールドのついていないオープンフェイスはストリートジェットとも言い、アメリカンバイクなどに似合うスタイルです。ただし、雨天時には視界を確保しにくくなるという欠点もあります。オフロードヘルメットはフルフェイス並みの保護性能を持ち、文字通りオフロード用に適します。工事現場で使われるようなデザインのハーフキャップタイプは軽さと開放感が売りで、バイクファッション用に多様なデザインがあります。ただし、安全性については他のヘルメットよりも大きく落ちるデメリットもあります。

ヘルメット

ヘルメットの選び方

ヘルメットはバイクファッションとしてだけではなく、用途によって選ぶことも大切です、ツーリングは長時間ヘルメットをかぶりっぱなしになることから、快適性が高く軽めのフルフェイスが向いています。バイクの乗降回数が多くなる街乗り用には、脱着のし易いジェットタイプが適しています。スポーツ走行には安全性を最優先してフルフェイスを、オフロード用にはオフロードヘルメットが適しています。

ヘルメット

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