モトクロスを始めるには何かとお金がかかります。マシン本体からウェアやプロテクター、レースのエントリーフィー、消耗品の交換費用、交通費などいろいろです。最初はかなりの出費になってしまうこともありますが、一度揃えればあとはそれほどお金がかからないので、モータースポーツのなかでは比較的続けやすいと言えるでしょう。そこで、ここではモトクロスレースを始めるのに必要な費用を考えてみます。
モトクロスレース用のマシンは必須
まず必要なのが、モトクロスレース専用のマシンです。マシンの価格はメーカーによってさまざまですが、新車の場合、ある程度のレベルのマシンでは75万円ぐらいかかります。中古車なら10万円ぐらいから手に入ることもありますが、その場合、消耗品の交換は必須だと思ってください。
モトクロスレースを続けるための費用
モトクロスレース用のマシンでは公道を走れないため、車検や自動車保険は必要ありません。しかし、エンジンやサスペンションのオーバーホールやグリスアップなどのメンテナンスにお金がかかります。メンテナンスはバイク屋さんに任せることもできますが、自分でメンテナンスをする方が大きな節約になります。自分でメンテナンスできれば出費は年間3万円ぐらいで収まるはずです。それに、自分でメンテナンスするとマシンの構造がよくわかるため勉強にもなります。最初はバイク屋さんに頼むのもよいですが、ゆくゆくは自分でメンテナンスできるようになりましょう。
最初はヘルメットやプロテクター、ウェアなどの購入費用がかかります。全部新品である程度のものを揃えるとなると総額10万円は必要です。しかし、これらは一度揃えたら長く使えるので、ケチケチせずに良いものを揃えることをおすすめします。ネットオークションなどを使って中古品で揃えることができたら確かに大きな節約にはなりますが、自分の体を守るための大切なアイテムですので、安全性を考えると新品で揃えておきたいところです。
モトクロスレースに参加するための費用
モトクロスレースに出場するには、レースのエントリーフィーが毎回必要です。エントリーフィーはレースによって違いますが、だいたい8,000円から13,000円程度です。また、それだけでなくモトクロスレースの会場に行くための移動費もかかります。マシンを運搬できる車がない場合、それも用意しなければならないため最初は大きな出費になりますが、その後は特に大きなお金がかかることはないので、無理せず続けられるでしょう。
（2019年現在）