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フラットトラックレーシングを走ったマシンのメンテナンス

フラットトラックレーシングではダートトラックを走るため、レースや練習の後はバイクが土や埃まみれになってしまいます。そのまま放置しておくと故障の原因ですので、ダートトラックを走ったマシンは毎回メンテナンスを行いましょう。

フラットトラックレーシングではマシンのメンテナンスが重要

フラットトラックレーシングで走るマシーンは、常にエアクリーナーボックスから砂や土を吸い込んでいます。一日中走行した後は、ボックス内だけでなく車体中砂まみれになっていますので、必ず洗車、エアフィルターの洗浄、オイル交換、チェーンの注油を行いましょう。

フラットトラックレーシングの後のメンテナンスのやり方

まず洗車の前に、マフラーの中に水が入らないようにあらかじめマスキングテープなどで蓋をしておきます。また、ネジの内部やクラッチワイヤーの中に水が入ると錆びや劣化の原因ですので、可動部には水が直接かからないように注意してください。洗う時は電動の洗車シャワーで一気に洗いますが、その際、車体の上から下に向かって泥を落とすように洗います。バイクは雨の中を走っても大丈夫なようにしっかり設計されていますが、車体の下部から水が大量にかかることは想定していません。ですので、必ず上から下へ向かって洗うということを覚えておいてください。

フラットトラックレーシングの後のメンテナンスで最も大切なのが、エアフィルターの洗浄です。内部は砂やゴミがたくさん付着しているので、スポンジ部分を外してしっかりもみ洗いしてください。フィルタークリーナーを使うと綺麗に汚れが落ちます。

フラットトラックレーシングではかなりエンジンに負荷をかけているため、オイルは毎回交換することをおすすめします。オンロードでの通常の走行であればそれほど頻繁にオイル交換する必要はありませんが、フラットトラックレーシングのような過酷な環境では、オイル交換をケチるとすぐにエンジンの調子が悪くなってしまいます。そうなると修理代が高くつきますので、もったいがらずに毎回交換しましょう。

フラットトラックレーシングの後はチェーンへの注油も忘れずに

洗車の後は最後の仕上げとして、毎回必ずチェーンに注油してください。洗車の後はどうしても水分が残ってしまうため、そのままではチェーンが錆びやすくなってしまいます。注油すればエンジンの駆動部に砂や土が入るのも防げますので。しっかりチェーンの内部までオイルを浸透させるように注油してください。

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