阿讃サーキットは、徳島県三好郡みよし町にある、山の中に作られたサーキットです。中央阿讃山脈のほぼ山頂に位置しており、自然に囲まれています。徳島ではただ一つのJAF(日本自動車連盟)公認のサーキットです。
阿讃サーキットの特徴
阿讃サーキットは1987年にオープンしました。当初は全長1,000メートルにも満たない小規模なコースだったのが、1994年に改修工事が行われます。その結果、現在のコースは、左回りの全長10,004.817メートルです。幅は8~12メートルと狭くなっています。各所でデッドヒートが楽しめるでしょう。また、先の改修工事ではハイポイントのS字コーナーも新たに設置されました。なかなかのテクニックを要する設計です。
ただし、ピットは10個と少なく、あまり大きなイベント向きではありません。実際、大きな大会は開催されていないのですが、それでも四国でただ一つのコースとして四国のモータースポーツ愛好者に親しまれており、国内Aライセンスの講習会も実施されています。また、山頂という立地のおかげで、周囲には民家などもなく、騒音を気にすることなく楽しめるのも魅力です。
初心者から上級者までさまざまな人が楽しめるサーキットですが、山頂という立地のため、天気の変わりやすさには注意が必要です。ときに強風が吹くこともありますし、冬場には雪が降ることもあります。積雪があるとサーキットが閉鎖されることもありますので、冬場にお出かけの際にはあらかじめ注意しておきましょう。
ライセンスが取得できる阿讃サーキット
阿讃サーキットではライセンスが取得できます。運転免許証としっかり整備されたバイク、ヘルメット、ほかには革製のつなぎやグローブ、ブーツといったバイクの運転に必要なものと、健康保険証と印鑑などを持参します。コースが貸切になっていない限り大丈夫ですが、もし貸切の場合はコースが使えないので、あらかじめ予定を確認しておきましょう。
阿讃サーキットの営業時間は、午前9時から午後5時です。定休日は、毎週火曜日と第1と第3月曜日となっています。アクセスは、徳島自動車道の吉野川スマートインターチェンジから約11キロです。もしくは、東みよし町役場の三好庁舎からおよそ30分の距離にあります。
サーキットがあるのは山頂ですので、途中は道幅の狭いところが多く、一部は地域の住民の生活道路や通学路とも重なります。車やバイクでお出かけの際には、十分な配慮が必要です。
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