【富士スピードウェイの概要と特徴】
富士スピードウェイは、静岡県駿東郡にあるサーキットです。富士スピードウェイ株式会社が運営をしていて、設立は昭和38年とまさにサーキット界では老舗のコースです。富士スピードウェイは、単にモータースポーツを楽しむ場となっているだけでなく、自動車やバイクの開発に大きな影響を与えてきた重要な拠点でもあります。自動車やバイクメーカーが走行テストをする場所という目的もあり、今までに非常に多くのモデルのテスト走行がここで行われてきました。
そして、世界的にも名だたるレースがここで開催されてきて、まさに日本を代表するサーキットとなっています。たとえば、FIA世界耐久選手権やSUPER GT、富士チャンピオンレースなどです。また、2021年には東京オリンピックの自転車競技が開催されました。観客席の収容人数は11万人に及び、人気のあるレースが開催される時などは非常に大勢の人たちでにぎわいます。
富士スピードウェイのコースは4,363メートルの全長を持ち、ショートコースに設定する場合、2,835メートルとなります。コーナーは全部で16カ所作られています。完全にF1カークラスでも、完全にトップスピードに乗れる長いバックストレッチから、鋭角に曲がるコーナー、ハイスピードのまま曲がれるコーナーなど、非常に魅力的なコース設計がなされています。
このメインコースに加えて、ショートサーキットやドリフトコース、ジムカーナコース、カートコースの合計5種類のコースが作られています。そのため、さまざまなレースやイベントがいつも開催されています。
【富士スピードウェイのイベント】
富士スピードウェイのイベントと言えば、やはり世界的に有名な選手が集まる選手権でしょう。スーパー耐久やアジアン・ル・マン・シリーズなどはファンがたくさん集まり、熱気に包まれます。こうした本格的なイベントと共に、ユニークなイベントもたくさん実施されます。たとえば、ママチャリグランプリなどはメディアでもよく取り上げられる楽しいイベントです。F1カーが走るサーキットを、持ち込みのママチャリで走れるというもので、誰でも気軽に本格的なサーキットを体験できるのが魅力です。
そして、レースの予定を縫うように、フリー走行ができるスケジュールも組まれています。やはり、レースの聖地ということもあってハイレベルなライダーが集まりますが、初心者が気軽に走れる機会も設けられていて、毎回多くの人が参加します。
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