1. モビリティリゾートもてぎの特徴
モビリティリゾートもてぎは、栃木県芳賀郡に位置するモビリティテーマパークとして知られています。バイクや自動車のサーキットレースが開催されるだけでなく、敷地内にはホテルや遊園地なども併設されており、家族全員が楽しめる総合テーマパークとなっている点が大きな魅力です。もともとは「ツインリングもてぎ」という名称でしたが、2022年からモビリティリゾートもてぎに名称変更し、現在に至っています。
モビリティリゾートもてぎはもともと、ホンダが建設しました。ホンダはすでに国内に鈴鹿サーキットを建設した実績があり、モビリティリゾートもてぎは国内で2番目に建設したサーキット場でした。現在モビリティリゾートもてぎを運営しているのは、このホンダの100%子会社です。そう考えると、モビリティリゾートもてぎはホンダが運営しているテーマパークと言っても過言ではないでしょう。
2. モビリティリゾートもてぎのコース
モビリティリゾートもてぎには、複数のコースがあります。その中でも完全舗装されたオーバルトラックは、モビリティリゾートもてぎを象徴するコースと言っても過言ではありません。建設された当時は、このタイプのコースは日本国内では初で、ドラッグレースやインディカーなどアメリカンモーターマシンでのスポーツイベントとして使用することを想定していました。しかし東日本大震災によって大きなダメージを受けたため、自動車だけでなくバイクレースもほとんど行われることはなく、もっぱら自転車やマラソンなどのレースを開催したり、イベント開催時には臨時駐車場として機能しています。
モビリティリゾートもてぎの中で本格的なバイクレースが開催されるのは、ロードコースです。これは全長が4,800メートルのサーキットコースで、直線と直線を結ぶタイトなコーナリング「ストップ&ゴー」が見どころのテクニカルコースとなっています。このロードコースでは、これまでMotoGPのパシフィックGPが開催されたほか、全日本ロードレース選手権やSuper GTが開催されるなど、たくさんのロードレースが行われてきました。
このロードコースには、いくつかのショートカットが設置されており、コースの種類によっては全長1,490メートルの西コース、また全長3,420メートルの東コースとして使用することも可能です。
また敷地内には、ミニバイクやレーシングカートのコースとして使用できる全長982メートルの北ショートコースがあるほか、ダートトラック専用のコース、また多目的なジムカーナやスクールなどにも使用可能なマルチコースなどもあります。
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