1. 筑波サーキット・コース2000とは?
筑波サーキット・コース2000とは、茨城県下妻市に位置するモーターレース用サーキット場です。運営しているのは日本オートスポーツセンター(JASC)という一般財団法人です。
筑波サーキットは、敷地内の土地を最大限に有効活用している点が大きな特徴で、限られた土地には多種多様なコースが設置されています。その中でも敷地内を広く網羅しているのはコース2000で、高低差はそれほど大きくないものの、コーナリングがバリエーションに富んでいる点で、高いテクニックが要求されるコースとなっています。
そのための安全対策として、バイクレースが開催される際には、シケインが設置されます。その結果、コースの全長は約25メートル長くなって2,070メートルコースとなる点が特徴です。
ただし、最初からコース2000で現在のようなシケインが導入されていたわけではありません。過去のストックカーレースにおいては、最終コーナーを1コーナー分だけ逆用するレイアウトとなっており、2輪用のシケインを横切って本コースへ戻るというショートコースがデザインされていたこともありました。
ちなみに、筑波サーキット・コース2000のホームストレートは282メートル、バックストレートは437メートルを確保しています。
2. 貸し切りにはケースバイケースで対応
筑波サーキットは、サーキット場が独自に開催しているコース講習会を受講してライセンスを取得すれば、レースに参加しないマシンでも走行が可能です。貸し切りにも対応していますが、首都圏では数少ないサーキット場である点、そして貸し切りの際に発生する料金がほかのサーキット場と比較してリーズナブルな点から、なかなか貸し切りしづらい状況となっています。実績のある団体なら比較的貸し切りのリクエストにも対応してもらいやすいですが、そうでない団体の場合には、土日祝日など人気が高い曜日の貸し切りはハードルが高いかもしれません。
なお筑波サーキットでは、フリー走行枠が設定されており、コース2000も対象となっています。フリー走行枠を走行する場合には、20分の利用時間でかかる料金は4,000円程度と、とてもリーズナブルな設定です。また利用者が少ない閑散期となる1月と2月にはさらに冬季割引も利用することができ、さらにお得な料金で筑波サーキット・コース2000を堪能できます。なお、フリー走行枠が設定されている時には、非会員で走行しない人もサーキット内に入って見学が可能です。平日の見学料は無料、週末や祝日は500円と金額も格安です。
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