あまり欲張らないのが大前提
バイクのツーリングの魅力はなんといってもバイクを走らせながら遠くまで移動することです。バイクに乗り続けるだけでも気分爽快で楽しい上に普段は訪れることのない場所、見る機会のない景色を味わうことができます。ただこれらの醍醐味を味わおうとするとどうしても欲張ってしまいがちです。日帰りツーリングの場合、できるだけ欲張らずに移動先や距離を決めるのが無理なく楽しむ上でのポイントです。
日帰りということは帰路も念頭に入れなければなりません。あまり遠くまで移動してしまうと帰りが大変、疲労でフラフラになりながらなんとかバイクを操って移動、帰宅したときには「もうしばらくツーリングはいいや」などと後悔してしまいかねません。あくまで帰路も快適に楽しめる範囲内で場所と移動距離を決めるのが大事です。
どれぐらいの距離がよいのか?
では日帰りツーリングに最適な距離はどの程度か?これは経験や移動先、道路の状況によっても違うので一概には言えませんが、片道は200キロ、往復で400キロぐらいが限界と言われています。東京を基点とすると宇都宮までが約100キロメートル、那須までが150キロメートル。これぐらいが問題なく楽しめるレベル、それ以上になると事前の情報収集をしっかり行ったうえでの準備が必要です。
たとえば高速道路を利用するならかなり長い距離でも移動可能です。ただその分料金がかかりますし、ツーリングの大きな魅力であるバイクを走らせながら景色を楽しむ面白さが損なわれてしまいます。そして最大の注意点が渋滞です。車に比べれば渋滞のリスクは少ないですが、それでも時間がかかってしまうのは避けられません。東京から地方に移動する往路はスムーズに進めたものの、東京に戻る帰路は渋滞に巻き込まれてなかなか進めず…などといったことになりかねません。
この点は乗っているバイクの種類によっても変わってきますが、一般的には往復で300キロメートル程度が理想的と言われています。まずはこの距離の範囲内で計画を立ててみるとよいでしょう。
日帰りツーリングで用意したいものは?
日帰りなのでそれほどたくさんの荷物は必要ありませんが、用意しておくと便利なものがあります。まずGPS。渋滞に巻き込まれてしまったときに別のルートで早く帰れないかを確認するうえで役立ちます。それから非常食。思いのほか帰宅が遅くなってしまったとき、コンビニや飲食店がないような場所でお腹がすくこともあります。高カロリーで腹持ちがよいものを用意しておくとよいでしょう。
ほかには温泉地に立ち寄るときには入浴セットを用意しておくと心身ともにリフレッシュすることができるのでオススメです。
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