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【特集】でっかい「バイク愛」で業界をバックアップ – タロウモータース代表・谷津太郎さんインタビュー

DoubleBox編集部がタロウモータースを訪問、お話を伺ってきました!

でっかい「バイク愛」で業界をバックアップ

 

こだわりの空間で「好きなこと」をとことん楽しむ。「趣味」は、大人の男の醍醐味です。バイクもその一つではないでしょうか。記念すべき第1回となる今回は、バイクショップを経営する傍ら、自らもレーサーとして活躍されているタロウモータース代表・谷津太郎さんにご登場いただきました。2018年5月の「satsuki stage」で6位入賞、同年8月の筑波ロードレース選手権「TC-Formura」クラスでは優勝を飾るなど輝かしい実績を持つ“草レース界のトップレーサー”です。昨年は国際ライセンスも取得したという谷津さんに、バイクへのこだわりと魅力、そして「これからバイクを…」と考える方々への想いなどを語っていただきました。

タロウモータースの看板

タロウモータースの看板

タロウモータースのレーサ

タロウモータースで手掛けたレーサーたち。空冷・水冷・油冷の旧車レーサーが並ぶ。

お金をかけずに戦えるバイクをつくる

バイクとの出会いは小学生の時、父親のナナハンに乗せてもらったことがきっかけです。16歳で免許を取ってからは、当時流行っていた走り屋系の雑誌に掲載されたくて、よく都内まで走りに行っていました。今は仲間と「アマノジャク」というレーシングチームを結成してレースやイベントに参加しています。毎年、筑波サーキットで開催されている「T.O.T(Taste of Tsukuba:テイスト・オブ・ツクバ)」には2008年から参戦しています。中でも、レギュラー参戦している「HERCULES(ハーキュリーズ)」クラスは、草レースでありながら日本を代表するトップレーサーも多く参戦する最高峰のクラスです。必然的にハイレベルな戦いになるので、1周のタイムが1分を切るのは上位数名だけ。エントリーするレーサーにとって1分は高い壁なのです。その壁を突破するために、毎週水曜日には必ず筑波に行き、本番同様のモチベーションで徹底的に走りこみます。夏はサウナスーツを着て1時間近所を歩いています。夏のレースは暑さで身体が動けなくなってしまうほど過酷なので、普段から身体を慣らしておく必要があるからです。いざレースが始まると、雑誌でしか見たことのないような高価なバイクが走っていきますが、僕たちが目指しているのは、大量のお金をかけなくても十分に戦えるバイクです。競合に比べてかなりの低予算にも関わらず、59秒台というタイムを叩き出した時は誰もが驚いていましたね。

好きなバイクに乗ることから始めてみる

バイクは詳しくないけど乗ってみたいという人や、レースに出たいけど資金に限りがあるという人をバックアップするのが「タロモ塾」です。最近はYouTubeのおかげで、全国各地からご相談をいただくようになりました。知っていることは惜しみなく教えますが、最初に「どこを目指しているのか?」を必ずお聞きしています。「夢は世界です!」「いつか全日本で勝ちたいです!」という志の高い人には他のショップを勧めることもあります。「タロモ塾」はそこまでのレベルではないし、あまりストイックな集団にはしたくないからです。“ゆるい”と揶揄されることもありますが、どのチームよりも筑波に通い、どのレーサーよりも走っているという自負があります。バイクを愛する気持ち、筑波サーキットを愛する気持ちは、誰にも負けません。これからバイクを始めてみたいと思っている人は、自分の好きなバイクから乗ってみてください。レースへの参戦を考えている人は、そのレースのレギュレーションを確認しておくことを忘れずに。昨年国際ライセンスを取得したので、いずれは8耐のようなビッグレースにチャレンジしてみたいです。人にライディングを教える上で実績は説得力につながるからです。若い人を育てることも使命だと思っています。「タロモ塾」が、この業界の未来の一端を担う存在になれるように“ゆるく”活動していくつもりです。

ガレージルームは仲間が気軽に集う場所

ガレージは自宅と同じ敷地内に併設しています。普段はお客様からお預かりしたバイクの修理や、エンジンの組み替え、部品の取り付けなどをする「仕事場」として使っています。2Fの事務所では運営しているオークションの管理や事務作業を。中2Fは荷物置き場です。レースに出発する前日は、塾生たちと英気を養う「前夜祭会場」になります。みんなで楽しくお酒を飲んで、翌朝サーキットに出発します。作業をすることだけを考えて建てたので、内装などにこだわりはありませんでした。荷物も増えて手狭になってきましたが増築するつもりはありません。お客様に転嫁しなければいけなくなるのが嫌なので。これからも「仲間が気軽に集う場所」として大切にしていきます。

タロウモータースについて

タロウモータース代表 谷津太郎氏

タロウモータース代表 谷津太郎氏

代表:谷津タロウ
住所:〒345-0024 埼玉県北葛飾郡杉戸町堤根2521-3
TEL:0480-53-8843/FAX : 0480-53-8849
営業時間:AM11:00頃〜PM8:00頃(時間外でもお気軽にどうぞ)
定休日:レース日、イベント日
古物商:埼玉公安委員会許可第431300020889号
HP:http://taro-motors.com/


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